むち打ちとは?
昭和40年代まで自動車の保有台数が増加するに伴い、自動車事故が多発しました。
むち打ちは、事故後しばらくしてから症状が出る難病又は不治の病であるなどといった誇張された情報が流布し、社会問題となりました。
当時の自動車は、自動車製造業者によるヘッドレスト改良前の車両ばかりであったため、後方からの追突時、頭部が後方にのける過伸展状態となり、次の瞬間においてその反動で前方屈曲することいった頸部組織が正常限界を超えるムチを強く打った状態(鞭打ち現象が)が発生しやすいことから、当然、頸椎捻挫が発生しやすかったのです。
むち打ち損傷とは、本来、交通事故によって頭部への慣性圧力による頸部への連続的な過伸展と過屈曲を伴うむち打ち運動のために生じる損傷のことです。
当時のむち打ち概念が世間で広く知られるようになったのですが、本来、むち打ちは、追突によって頸椎が〝S字〟状態になることであり、事故状況に無知な医師が、痛みを訴える患者に〝ムチ打って〟でも通院させ治療するといったことが由来しているのではありません。
事故状況に〝無知〟な医師が、痛みを訴える患者に対し、とりあえず治療開始するものではありません。
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written by 行政書士藤井利仁